2020/ 4/30(木)
30日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、前営業日比422円50銭(2.14%)高の2万0193円69銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、14.88ポイント(1.03%)高の1464.03で終えた。東証1部の売買代金は概算で3兆584億円と3月31日以来1カ月ぶりに3兆円台に達した。売買高は17億1766万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1490と、全体の約7割を占めた。値下がりは630、変わらずは51銘柄だった。
30日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.33%高の2860.08ポイントだった。深セン成分指数も1.97%高の10721.78ポイントと4日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6790億9800万元だった。上海総合指数は終日プラス圏で堅調に推移した。前日の米株高が好感されたほか、中国の景気対策が本格化するとの期待から買いが広がった。寄り付き前に発表された2020年4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8となり、市場予想(51.0)をやや下回ったが、非製造業PMIは53.2となり、市場予想(52.5)を上回った。セクター別では、電子IT、航空、通信などを中心にほぼ全セクターで買いが優勢となった。上海B株指数は2.03%高の215.28ポイントと続伸、深センB株指数は1.16%高の833.27ポイントと反発した。
2020/ 4/29(水)
29日の東京株式市場は「昭和の日」でお休みです。
29日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.44%高の2822.44ポイントだった。深セン成分指数は0.12%高の10514.17ポイントと小幅に3日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5328億200万元だった。上海総合指数は安く寄り付いたものの、心理的節目の2800ポイントに迫る水準で下げ渋り、上げに転じた。延期されていた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕日が5月22日に決まり、財政出動が本格化するとの思惑買いが相場を押し上げたもよう。国務院(内閣に相当)は28日開いた常務会議で、情報通信網などの新型インフラの建設を加速させる方針を示した。もっとも、週末から始まるメーデー連休を前に持ち高を整理する動きもあり、中盤以降は上値が重かった。セクター別では、5月6日から高速道路の料金徴収が再開することを受け、高速道路関連銘柄が全面高。銀行と保険も軒並み買われたほか、建材と貴金属、観光が上昇した。半面、農業・水産業、食品・飲料、酒造が下げた。上海B株指数は0.51%高の210.99ポイントと3日ぶりに反発。深センB株指数は0.42%安の823.73ポイントと反落した。
2020/ 4/28(火)
28日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反落し、前日比12円03銭(0.06%)安の1万9771円19銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も小幅に続伸し、1.90ポイント(0.13%)高の1449.15で終えた。業種別TOPIX(全33業種)はゴム製品や空運が上昇し、鉄鋼、鉱業は下落した。東証1部の売買代金は概算で2兆1141億円。売買高は12億3355万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は757、値上がりは1330、変わらずは83銘柄だった。
28日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.19%安の2810.02ポイントだった。深セン成分指数は0.47%高の10501.15ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6739億700万元だった。上海総合指数は序盤に節目の2800ポイントを割るなど、2%近い水準まで下落。週末のメーデー連休が意識されるなか、米NY原油先物が時間外取引で下落したことを嫌気した売りが強まった。もっとも、中国政府の政策期待は根強く、中盤にかけて前日終値付近まで戻し、その後は同水準でもみ合いを続けた。セクター別では石油、貴金属、通信などが安い。半面、証券株が上昇。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板」に新規株式公開(IPO)の登録制を導入する案を承認したことが材料視されたもよう。航空や酒造も堅調だった。上海B株指数は0.38%安の209.92ポイントと3営業日続落、深センB株指数は0.03%高の827.22ポイントと3営業日ぶりに反発した。
2020/ 4/27(月)
27日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前週末比521円22銭(2.71%)高の1万9783円22銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も反発し、25.96ポイント(1.83%)高の1447.25で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆113億円。売買高は12億4740万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1752と、全体の約8割を占めた。値下がりは369、変わらずは49銘柄だった。
27日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.25%高の2815.49ポイント。深セン成分指数も0.28%高の10452.17ポイントと3営業日ぶりに反発した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5566億4600万元だった。上海総合指数は小動きで始まった後、中盤に高く推移。前週末は続落して引けただけに自律反発を見込む買いが相場を支えた。序盤に下げに転じる場面があったものの、心理的節目の2800ポイントに迫る水準で下げ渋るとプラス圏へ切り返した。中国政府の経済対策が進展するとの期待も投資家心理を支えたもよう。中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)を運営する常務委員会が26日開かれ、延期されていた全人代の開幕日程草案を審議すると伝わった。ただ、週末のメーデー連休入りを前に買い上がる勢いを欠き、指数は終盤に上げ幅を縮小した。セクター別では銀行が全面高となり、相場の上昇を主導した。高速道路はメーデー連休中に料金徴収が再開されるとの観測が浮上し、買いを誘った。小売り、不動産も買われた。半面、造船が全面安のほか、貴金属・宝飾品、石油、電子・ITが売られた。上海B株指数は0.64%安の210.72ポイント、深センB株指数は0.37%安の826.99ポイントとともに続落した。
2020/ 4/24(金)
24日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比167円44銭(0.86%)安の1万9262円00銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も反落し、4.69ポイント(0.33%)安の1421.29で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆733億円、売買高は13億2710万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1201と、全体の約55%を占めた。値上がりは887銘柄、変わらずは81銘柄だった。
24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比1.06%安の2808.53ポイントだった。深セン成分指数は1.33%安の10423.46ポイントと続落した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6252億1900万元だった。上海総合指数は安く寄り付くと、じりじりと下げ幅を拡大する展開。ダウ平均先物や日本、香港などアジア主要市場が総じて軟調に推移する中、週末を前にリスク回避の動きが優勢。決算発表が終盤に入り、2020年1−3月期決算で業績が悪化した銘柄の売りが相場の重荷となった。米ギリアド・サイエンシズが開発した治療薬の中国での臨床試験の結果が思わしくなかったとの報道を受け、治療法の確立に対する期待が後退したことも投資家心理を悪化させた。セクター別では、証券が全面安。防犯設備、石油、農薬、医療・製薬が大きく売られた。半面酒造の一角が堅調。上海B株指数は1.09%安の212.07ポイントと反落、深センB株指数は0.07%安の830.10ポイントと3日ぶりに小反落した。
2020/ 4/23(木)
23日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、前日比291円49銭(1.52%)高の1万9429円44銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発し、19.08ポイント(1.36%)高の1425.98で終えた。東証1部の値上がり銘柄数は1866と全体の86%を占めた。値下がりは263、変わらずは39銘柄だった。
23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.19%安の2838.50ポイントだった。深セン成分指数も0.50%安の10564.05ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6705億5800万元だった。上海総合指数は方向感を欠く展開となり、終盤に再びマイナス圏に沈むと、下げ幅を拡大してきょうの取引を終えた。前日のNY市場の反発や原油先物価格の上昇が好感される一方、景気後退懸念が相場の重しとなった。セクター別では、通信、電子IT、建材、証券などが売られる半面、造船、石油、化学肥料などが買われた。上海B株指数は0.40%高の214.40ポイントと3日ぶりに反発、深センB株指数は0.66%高の830.64ポイントと続伸した。
2020/ 4/22(水)
22日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比142円83銭(0.74%)安の1万9137円95銭で終えた。TOPIXも続落し、8.99ポイント(0.63%)安の1406.90で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆829億円。売買高は12億4729万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1629と、全体の約75%を占めた。値上がりは496、変わらずは43銘柄だった。
22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.60%高の2843.98ポイントだった。深セン成分指数は1.05%高の10617.19ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6059億7600万元だった。上海総合指数は安く寄り付いた。前日の米株安や原油安を嫌気し、リスクオフの動きが先行した。ただ、売り一巡後は下げ幅を縮め、後場に入るとプラス圏へ浮上。中国の景気対策に対する期待が引き続き根強いほか、上場企業の決算発表が終盤を迎えるなかで業績を手掛かりとした買いも相場を支えた。時間外取引で米ダウ先物が反発したことも安心感につながったもよう。指数は大引けにかけてもみ合いながら上げ幅を拡大し、きょうの高値圏で取引を終えた。セクター別では、農業、食品・飲料、酒造、航空・空港運営が高い。半面、石油、銀行、港湾・海運、高速道路が売られた。上海B株指数は0.58%安の213.55ポイントと続落、深センB株指数は0.51%高の825.16ポイントと3日ぶり反発した。
2020/ 4/21(火)
21日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比388円34銭(1.97%)安の1万9280円78銭で終えた。TOPIXも続落し、16.52ポイント(1.15%)安の1415.89で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆1474億円。売買高は12億8009万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1554と、全体の約7割を占めた。値上がり数は552、変わらずは62だった。
21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.90%安の2827.01ポイントだった。深セン成分指数も1.08%安の10506.86ポイントと4営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6493億1200万元だった。上海総合指数は終始マイナス圏で推移。前日まで3月13日以来の高値更新が続いていただけに利益確定売りが出やすい環境だった。米NY原油先物が史上初のマイナス圏に下落し、新型コロナウイルスによる世界景気の後退懸念が広がったほか、香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が大きく売り越したことも相場の重しとなった。指数は中盤にかけて一時、前日比1.5%安に迫る水準まで下落。ただ、その後は買い戻しの動きが出て下げ幅を縮めた。セクター別では貴金属や証券の下げが目立ったほか、石炭、航空、酒造が安い。半面、通信や建設が逆行高。上海B株指数は0.78%安の214.80ポイントと3日ぶりに反落、深センB株指数は1.46%安の820.95ポイントと続落した。
2020/ 4/20(月)
20日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前週末比228円14銭(1.15%)安の1万9669円12銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も反落し、10.13ポイント(0.70%)安の1432.41で終えた。東証1部の売買代金は概算で1兆9656億円。売買高は10億6542万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1035と、全体の47.7%を占めた。値上がりは1060銘柄、変わらずは73銘柄だった。
20日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前営業日比0.50%高の2852.55ポイントだった。深セン成分指数も0.89%高の10621.50ポイントと3営業日続伸した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6172億8800万元。上海総合指数は小動きで始まり、徐々に上げ幅を広げる展開。結局、終値ベースで3月13日以来の高値を連日で更新した。新型コロナウイルスによる世界的な景気後退への警戒感がくすぶるものの、中国政府の経済対策に期待する買いが次第に幅広いセクターへ波及した。中国共産党中央政治局は17日開いた会議で、財政政策を一段と積極的にする方針を打ち出し、財政赤字比率の拡大を容認するとした。また、内需振興のためインフラへ投資を増強する。セクター別では建設やセメント、医療、通信が買われ、空運、貴金属・宝飾品、銀行が売られた。上海B株指数は0.85%高の216.49ポイントと続伸。深センB株指数は0.09%安の833.12ポイントと小幅に反落した。
2020/ 4/17(金)
17日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発した。終値は前日比607円06銭(3.15%)高の1万9897円26銭と3月6日以来の高値を付けた。東証株価指数(TOPIX)は反発し、20.30ポイント(1.43%)高の1442.54で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆6104億円。売買高は14億905万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1063と、全体の49.0%を占めた一方、値下がりは1034、変わらずは71と全面高の展開にはならなかった。
17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.66%高の2838.49ポイントだった。深セン成分指数は0.55%高の10527.99ポイントと続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7402億9200万元だった。上海総合指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。終値は約1カ月ぶり高値を更新した。米経済活動の再開に対する期待を受けて米ダウ先物指数やアジア市場が上昇したことが地合いの改善につながった。日本時間の午前11時に発表された中国の2020年1−3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)成長率が前年同期比6.8%のマイナス成長となったものの、ほぼ織り込み済みで相場の反応は限定的だった。もっとも、週末を前に上値追いの動きは限られ、上昇率1%を超える水準で伸び悩むと、終盤に上げ幅をやや縮小した。セクター別では、保険が全面高。輸送用設備、航空・空港運営、インフラ建設が買われた。半面、貴金属、医療、製薬、造船がさえない。上海B株指数は0.22%高の214.66ポイントと3日ぶりに反発、深センB株指数は0.20%安の833.88ポイントと反発した。
2020/ 4/16(木)
16日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比259円89銭(1.33%)安の1万9290円20銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も反落し、11.83ポイント(0.82%)安の1422.24で終えた。業種別TOPIXは海運、輸送、空運、銀行などの下げが目立った。東証1部の売買代金は概算で2兆2102億円。売買高は12億9859万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は534銘柄で、値上がりは1587、変わらずは48銘柄だった。
16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.31%高の2819.94ポイントだった。深セン成分指数も0.51%高の10470.79ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5949億8900万元だった。上海総合指数は前日の米株安を嫌気し心理的節目の2800ポイントを下回って寄り付いた。前場はマイナス圏での推移も目立ったものの、後場は米株価指数先物の上昇を好感しプラス圏で推移した。ただ、主要経済指標の発表をあす17日に控え、様子見ムードも広がり、相場の重しとなった。セクター別では、医療、電力、IT、製紙などが買われた半面、観光、繊維アパレル、化学肥料、建材などが売られた。上海B株指数は0.82%安の214.19ポイントと続落、深センB株指数は0.26%安の832.24ポイントと反落。
2020/ 4/15(水)
15日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反落し、前日比88円72銭(0.45%)安の1万9550円09銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、0.56ポイント(0.03%)高の1434.07で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆5279億円。売買高は14億8903万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1574と、全体の72.5%を占めた。値上がりは556、変わらずは39銘柄だった。
15日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.57%安の2811.17ポイントだった。深セン成分指数は0.56%安の10417.37ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6410億7100万元だった。上海総合指数は総じてマイナス圏で推移した。前日に心理的節目の2800ポイントを回復し、約1カ月ぶり高値をつけた後とあって、利益確定売りが重荷となった。中国当局の金融緩和や財政出動に対する期待がある程度相場を支え、中盤まではわずかながらプラス圏に浮上する場面もあったが、前日終値付近で上値の重さが目立った。後場の序盤以降はじりじりと下げ幅を拡大し、きょうの安値圏で引けた。セクター別では、造園・環境関連、石油、宝飾品、セメント・建材が安い。半面、製薬、医療、航空・空港運営の一角が買われた。上海B株指数は0.91%安の215.95ポイントと反落、深センB株指数は0.29%高の834.39ポイントと続伸した。
2020/ 4/14(火)
14日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、前日比595円41銭(3.13%)高の1万9638円81銭と、3月10日以来1カ月ぶりの高値で終えた。東証株価指数(TOPIX)も反発し、27.60ポイント(1.96%)高の1433.51で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆2679億円、売買高は13億689万株。東証1部の値上がり銘柄数は1649と76%を占めた。値下がり銘柄数は465、変わらずは55だった。
14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前日比1.59%高の2827.28ポイントだった。深セン成分指数も2.47%高の10475.71ポイントと3営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5893億2800万元だった。上海総合指数は終始プラス圏で推移。前日に1週間ぶりの安値を付けた後で買い戻しの動きが強まった。寄り付き後に発表された3月の貿易統計が輸出入ともに1−2月から回復したことや、きょう再開した香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が140億元超の買い越しとなったことも相場を支えた。指数は序盤に節目の2800ポイントを回復。深セン市場の成分指数や創業板指数が大きく上昇するなか、上海総合指数も後場に入ると上げ幅を広げ、結局、終値ベースで3月13日以来、1カ月ぶりの高値を付けた。セクター別では、通信、ソフトウエア、電子・ITの上昇が目立つなど、ほぼ全セクターで買いが優勢となった。上海B株指数は1.36%高の217.94ポイント、深センB株指数は1.65%高の831.94ポイントとともに3営業日ぶりに反発した。
2020/ 4/13(月)
13日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落し、前週末比455円10銭(2.33%)安の1万9043円40銭で終えた。TOPIXも大幅反落し、24.13ポイント(1.69%)安の1405.91で終えた。東証1部の売買代金は概算で1兆6513億円と2兆円を下回り、1月20日以来3カ月ぶりの低水準だった。売買高は10億5607万株。東証1部の値下がり銘柄数は1740と、全体の8割を占めた。値上がりは380銘柄、変わらずは49銘柄だった。
13日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落。終値は前営業日比0.49%安の2783.05ポイントだった。深セン成分指数も0.73%安の10223.16ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4990億3500万元だった。上海総合指数は終日、マイナス圏の狭いレンジでもみ合い。終値は3日以来ほぼ1週間ぶりの安値となった。新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に及ぼす悪影響が不透明ななか、運用リスクを回避する売りが優勢だった。香港市場がイースターマンデーの祝日で休場のため、相互取引制度を通じた売買は休止。ただ、中国政府の経済対策に対する期待は根強く、素材株を中心に物色する動きが一定の下支えとなった。また、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が原油の協調減産で最終合意し、関連銘柄の買いを誘った。セクター別では通信キャリアが全面安のほか、通信機器、農業・水産業、空運が売られた。半面、化繊やセメント、医薬品、石油が買われた。上海B株指数は1.20%安の215.01ポイント、深センB株指数は1.19%安の818.45ポイントとともに続落した。
2020/ 4/10(金)
10日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比152円73銭(0.79%)高の1万9498円50銭だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、13.06ポイント(0.92%)高の1430.04で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆1945億円と、2月21日以来およそ1カ月半ぶりの低水準だった。売買高は13億7022万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割を占める1511、値下がりは608、変わらずは50だった。
10日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比1.04%安の2796.63ポイントだった。深セン成分指数は1.57%安の10298.41ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6720億6100万元だった。上海総合指数は総じて軟調に推移した。前日に3月13日以来、約1カ月ぶり高値を更新した後とあって、週末を前に利益確定売りが重荷となった。寄り付きとほぼ同時に発表された2020年3月の生産者物価指数(工業製品出荷価格:PPI)は前年同月比1.5%の低下となり、下げ幅が市場予想の1.1%を超えたことも嫌気された。中国当局の景気刺激策への期待が投資家心理を支え、前場半ばにプラス圏に浮上する場面もあったものの、勢いは続かなかった。上値の重さが意識されると指数は下げ足を速め、後場に心理的節目の2800ポイントを割り込み、きょうの安値圏でもみ合いながら取引を終えた。なお、香港市場はきょうから4連休に入り、香港市場経由の本土株売買は来週13日まで休止となる。セクター別では、前日に高かった通信キャリアが全面安。通信設備、ソフトウエアサービス、電子・IT、電子部品が下げた。半面、港湾・海運、保険の一角が堅調。
2020/ 4/ 9(木)
9日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反落し、前日終値比7円47銭(0.04%)安の1万9345円77銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も反落し、8.49ポイント(0.60%)安の1416.98で終えた。業種別TOPIXは陸運、食料品などが大きく下げた。東証1部の売買代金は概算で2兆2997億円。売買高は13億6889万株だった。10日は聖金曜日で海外の主要市場が休場ということもあり、機関投資家の積極的な売買は手控えられた。東証1部の値下がり銘柄数は1007銘柄だった。値上がりは1098、変わらずは64銘柄だった。
9日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.37%高の2825.90ポイントだった。深セン成分指数は0.74%高の10463.05ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6531億7200万元だった。上海総合指数は終日プラス圏で推移した。前日の米株高が好感されたほか、中国共産党の中央政治局が8日、長期的な感染対策と全面的な生産再開を指示したと伝わり、経済活動の正常化への期待から買いが広がった。セクター別では、通信、医療、電子ITなどが買われた半面、非鉄金属、化学肥料、石炭などが売られた。上海B株指数はほぼ横ばいの219.71ポイント、深センB株指数は0.40%高の838.34ポイントと反発した。
2020/ 4/ 8(水)
8日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比403円06銭(2.13%)高の1万9353円24銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、22.26ポイント(1.59%)高の1425.47で終えた。業種別TOPIXは空運、陸運などが上昇した。東証1部の売買代金は概算で2兆8114億円。売買高は16億8156万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1634と全体の約75%を占めた。値下がりは478、変わらずは56銘柄だった。
8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.19%安の2815.37ポイントだった。深セン成分指数は0.41%安の10386.55ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6740億1600万元だった。上海総合指数は総じてマイナス圏で推移した。前日に心理的節目の2800ポイントを回復し、終値ベースでおよそ3週間半ぶりの高値をつけた後とあって、利益確定売りが優勢。ただ、2800ポイントに近づく水準では底値が堅く、指数は前場半ば以降、もみ合いながら下げ幅を縮小し、後場にはわずかながらプラス圏に浮上する場面もあった。新型コロナウイルス感染症の発生源となった湖北省の武漢市で事実上の封鎖措置がきょう約2カ月半ぶりに解除され、経済活動の正常化への期待がある程度相場を支えたもよう。一方、香港市場から相互取引制度を通じたきょうの本土株売買が売り越しに転じたことが重荷となり、前日終値付近では売り圧力が強かった。セクター別では、保険、銀行、証券など金融株が売られ、指数を押し下げたほか、農業関連、食品・飲料、石油が安い。半面、ホテル・観光、造船、航空・宇宙関連、通信が上昇した。上海B株指数は0.05%高の219.70ポイントと続伸、深センB株指数は0.10%安の834.96ポイントと4営業日ぶりに反落した。
2020/ 4/ 7(火)
7日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前日比373円88銭(2.01%)高の1万8950円18銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、26.91ポイント(1.96%)高の1403.21で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆8231億円。売買高は17億351万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1877と、全体の9割近くを占めた。値下がりは255銘柄、変わらずは36銘柄だった。
7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅反発。終値は前営業日比2.05%高の2820.76ポイントだった。深セン成分指数も3.15%高の10428.91ポイントと大幅に反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7320億8300万元だった。上海総合指数は終始プラス圏で推移した。前週末に発表された預金準備率引き下げや、零細企業の支援策などが伝わるなかで買いが先行。香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が大きく買い越したことも相場の支えとなった。指数は寄り付きで節目の2800ポイントを回復すると、その後ももみ合いながら上げ幅を拡大。結局、終値ベースで3月13日以来、およそ3週間半ぶりの高値を付けた。セクター別では農牧業、貴金属、食品・飲料、ソフトウエアなどが大きく買われるなど、全てのセクターで買いが優勢となった。上海B株指数は1.64%高の219.58ポイントと反発、深センB株指数は2.50%高の835.80ポイントと3営業日続伸した。
2020/ 4/ 6(月)
6日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、前週末比756円11銭(4.24%)高の1万8576円30銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も6営業日ぶりに反発し、51.17ポイント(3.86%)高の1376.30で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆6994億円。売買高は16億7962万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は2004と、全体の約9割を占めた。値下がりは141、変わらずは23銘柄だった。
6日(月)の本土市場は清明節につき休場。取引は7日(火)から再開される。
2020/ 4/ 3(金)
3日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに小幅反発し、前日比1円47銭(0.01%)高の1万7820円19銭で終えた。東証株価指数(TOPIX)も5日続落し、4.74ポイント(0.36%)安の1325.13で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆3669億円。売買高は14億9911万株だった。売買代金は2月21日以来の低水準だった。東証1部の値上がり銘柄数は467と、全体の21.5%を占めた。値下がりは1653銘柄、変わらずは48銘柄だった。
3日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.60%安の2763.99ポイントだった。深セン成分指数は0.68%安の10110.11ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5723億3900万元だった。上海総合指数は安く寄り付いた後、終始軟調に推移した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が経済活動に与える悪影響に対する懸念が根強い中、あすからの清明節連休を前にリスクを回避する動きが優勢。目先の利益をいったん確定する売りが相場の重荷となった。前場はおおむね小安い水準でもみ合ったが、前日終値付近の上値の重さが意識されると、後場に下げ幅を拡大した。海外投資家が相互取引制度を通じた香港からの本土株売買はきょう、19億元超の売り越しとなった。セクター別では、保険が全面安となったほか、送配電設備、通信設備、ソフトウエアサービス、通信キャリアが売られた。半面、農業、医療、食品・飲料、製薬が堅調。上海B株指数は0.39%安の216.03ポイントと反落、深センB株指数は0.10%高の815.42ポイントと続伸した。
2020/ 4/ 2(木)
2日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落した。終値は前日比246円69銭(1.37%)安の1万7818円72銭と、3月23日以来の安値を付けた。東証株価指数(TOPIX)は4日続落し、21.21ポイント(1.57%)安の1329.87で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆5703億円と、3月5日以来約1カ月ぶりの低水準だった。売買高は16億4426万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1872、値上がりは266、変わらずは29だった。
2日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比1.69%高の2780.64ポイントだった。深セン成分指数は2.28%高の10179.20ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5977億2900万元だった。上海総合指数は前日の米株安を嫌気して安く始まったものの、プラス圏に浮上すると、徐々に上げ幅を拡大し、きょうの高値水準で取引を終えた。米株価指数先物が時間外で上昇したことや、中国指導部の財政政策や中小企業支援に関する報道も投資家心理を強気に傾けた。セクター別では、通信、石油、電子ITなどを中心に幅広いセクターで買いが優勢となった。上海B株指数は0.60%高の216.88ポイント、深センB株指数は0.33%高の814.60ポイントとともに反発した。
2020/ 4/ 1(水)
1日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続落し、前日比851円60銭(4.50%)安の1万8065円41銭で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆7205億円。売買高は16億6142万株だった。東証株価指数(TOPIX)も大幅に3日続落し、51.96ポイント(3.70%)安の1351.08で終えた。東証1部の値下がり銘柄数は2056と全体の約95%を占めた。値上がりは100、変わらずは10銘柄だった。
1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.57%安の2734.52ポイントだった。深セン成分指数は0.10%安の9951.84ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5848億4200万元だった。上海総合指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付いたものの、ほどなくして切り返し、前場はおおむねプラス圏でもみ合った。官民で発表された3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)がともに予想を上振れし、好不況の分かれ目となる50を超えたことから景気悪化に対する過度な懸念が後退。前日の国務院(内閣に相当)常務会議で打ち出された新エネルギー車購入補助の期間延長や地方政府特別債の発行枠積み増しといった政策支援を好感する買いも入った。ただ、指数は2770ポイント付近で伸び悩むと下向きに転じ、後場に入るとマイナス圏に沈み、じりじりと下げ幅を拡大した。新型コロナウイルスによる世界的な経済活動の停滞が長期化するとの警戒感が根強い中、時間外取引で米ダウ平均先物が大きく下げたことが嫌気された。セクター別では、化学肥料、農業、食品・飲料、医療・医薬品が安い。半面、貴金属、宝飾品、電子部品の一角が買われた。上海B株指数は0.19%安の215.58ポイント、深センB株指数は0.10%安の811.89ポイントとともに反落した。